眠れない夜に。

関ジャニ∞(の白い人)に恋をした盲目拗らせオタクのひとりごと。兼ジャニオタの家計簿代わりブログ。

上を下へのジレッタ 3回目を終えて

だらだらと書いているうちに3回目も終えました。
一応これで私のジレッタは終了。
まだまだいろんなとこが気になるし、
もう一度冷静に見たい部分がたくさんある。

引きの定点カメラでも構わないからDVDを…
曲だけでもいいからCDを…
もう自分で弾くでもいいから楽譜を…

もう一度、ジレッタの世界に入りたいなあ…


ジレッタレポ
1つ目→上を下へのジレッタ 初日を終えて - 眠れない夜に。
2つ目→上を下へのジレッタ 2回目を終えて - 眠れない夜に。



なんとか最後まで書きました。
これもう感想じゃないよね。
↓以下、ネタバレ↓



!!!ここからネタバレします!!!


さて、ジュネーブへ高飛び!
ジミーに手助けを頼んで、ギターケースに詰められて山辺ジュネーブへ。
24時間たえられずに、トイレに行きたくなる。(M19)
それが乗客にも伝染してジレッタ状態。
”他人だったあなたが今苦楽をともにした仲間”
ギターケースの中身を確認されそうになったときも焦って、
みんな寝ちまえ!と山辺が思ったらみんな空港のみんなが居眠りを。
”ミラクルインザスカイ”のハモリが気持ちよくてとても好き。

山辺の能力が覚醒したことで、ヘッドホンがなくてもジレッタを見せられるように。
ジレッタで何をしでかすか考える”天才門前市郎”
チエと山辺のあの人誰としゃべってるの?自分で天才とか言っちゃうやつだからやばい。
的な会話がシュールでかわいい。
門前は世界中に地球が月と衝突するジレッタを見せようと考える。
”地球最後の日”
オーソンウェルズの宇宙戦争の話にかけて、
もっと大規模で、全世界が信じ込むジレッタを。
どうなるかは、門前にすら想像がつかない。
もうこうなった門前はとめられない雰囲気。

リエの元へ、会いに行く門前。
リエのことなんてどうでもいいみたいなこと言ったり、女に執着しないみたいな雰囲気出しておきながら、
全然吹っ切れてなくてリエのこと取り返したいんだなあって感じる。
なのに会って伝える言葉は、結局お前も平凡な人生で満足するのか、とか
旦那さんの嫌味とか、取引で食ってるようなやつ気が狂うだろうな、とか、
何が言いたいのよ。ってなるようなことばっか。
ここの曲(M20)はリエと門前が互いに遠回しなことばっかり言ってる感じで難しい。
からちょっと個人的解釈をメモに残そうかな。

M20 ただ1つの真実
門前→「あなたが必要(そばにいて)」と言ってくれ ずっとリエだけが足りないんだ
リエ→なぜあなたは「君が必要だ」って言ってはくれないの? 嘘ばかりついているあなたの唯一の真実じゃないの?
門前→君が言ってくれれば どれも全て叶えてやれる
リエ→なんであなたは言ってくれないの?私は言わないわ。
門前→君が言ってくれないならもう終わりだ。
リエ→嘘ならどう? 得意なんだから言えるでしょ?
門前→その嘘だけはつけない。言ってくれ「あなたが必要だ」と。
リエ→なんであなたは言えないのよ…
互い→「あなた(君)が必要だ」「私(俺)を置いていかないで」と言って。

難しい。この2人のプライドが邪魔しているんだよね。
お互いが必要としてるのに、自分から縋り付くのはプライドが許さないから相手に行ってほしい。
リエの方は新しい旦那さんとか小百合チエへの嫉妬とかいろんな思いがあるから、
門前にすがられて「しょうがないわね、やっぱあたしがいないとだめなのね」って思わないと戻れないだろうし、
門前はもともとの性格も、男が強い時代背景もある上に、
あんな態度を取ってきた手前、「やっぱりお前がいないとだめなんだ」なんて言えない。
お互い言ってほしいけど、言えなくて、求めてることは一緒なのに、一緒にはなれない。
なにこれしんどい。。。

てわけで、門前逃げ帰ります。
ほんと相変わらずリエの元を走り去るときがかっこ悪いったらない。
リエはリエでジレッタを阻止しようと走り出す。かっこいい。

山辺とチエも川辺で話し合う。
地球滅亡のジレッタなんてやめた方がいいと説得するチエ。
門前にのせられて、もう断れないところまできてしまった山辺
そこへリエが到着し、チエともみ合う。
”最初からその顔が相手なら、こんな醜態さらさずにすんだのに”
”ずるい女。嫌がってるふりして上手に二つの顔を使い分けていたんだわ”
リエの小百合チエに対する嫉妬がむき出し。
もみ合ううちに今度はバランスを崩したチエが川の中へ転落。
病院で生死をさまよう中、空腹で美人のチエに。
ここで電話がくるマフィアシーンの煙たい雰囲気も好き。

食うか飢えるかリプライズ(M21)
山辺とチエ、2人の才能。2人はそんな才能がなければ今頃田舎で質素にでも幸せに暮らしていたのかも。
チエの”随分遠いところまで来ちまったね”はスイスと日本の距離だけを言ってるんじゃないんだよね。
”恨んでいるのか 俺と出会った運命を”
門前だってこれでよかったのかもう分らなくなっているんだろうな。
いつだって自分が正しいと思ってた、リエにも言われてたけど。
幻想を求めすぎていたけど、”現実ありきの夢”
現実を輝かせなくちゃいけなかったんだ。
チエが亡くなって、でもジレッタを行う予定時間(ロケットの打ち上げ時間)までは残り少し。
なんでキミちゃん(チエ)が死ななくちゃならないんだ。説明してくれ。
とわめく山辺に言う門前の”俺の専門はフィクションだ。現実のことはなにも説明してやれない。”が悲痛で。つらい。
山辺はチエのいない世界なんてどうなってもいい、とジレッタを行うことを決意。

さあ、”地球最後の日”のはじまり。
ヘッドホンじゃないから、もちろん門前もジレッタの中へ。
こっからの世界観がほんとにすごい。
”Ave DIRETTA”(M22)
たぶんAveはようこそ・さよならの意味と、
雰囲気的に宗教的な祈りの意味もこもってるんじゃないかと。
両側には銀色のマントを羽織った人々。
ハロージレッタの時と同じ並びなのに、ものものしい雰囲気。
銀色の布が敷かれると、風が奥から吹き込んでなびく。
ジレッタがはじまってから門前は山辺がやろうとしていることに気付く。もう遅いのに。
舞台の奥に映し出されていた月がだんだん大きくなっていく。
リエ、有木社長、ジミー、竹中社長、が順番に左右から現れる。
各々のパート終わりで巻き上げられる銀の布が
地面に戻るころには姿が見えず、消えたかのような演出。(特にリエは上手)
チエが登場すると、やっと最初のたぬきそばの本当の歌が。
田舎の平和な幸せ、ありきたりの毎日の幸せ、を歌っているようでしんどい。
山辺はジレッタの装置から離れ、チエと共にジレッタの世界へ行ってしまう。
”お前が行ったら誰がジレッタを終わらせるんだ”
門前がいくらさけんでも、もう山辺には届かなくて。
やめてくれ行きたくないと叫ぶ門前もジレッタへと連れていかれる。

”現実”
ジレッタに吸い込まれながら最後に門前が叫ぶのはこの言葉。
今までずっと幻想を追い求めて、虚構・まやかしで上り詰めてきた門前が、
最後は現実を求める。
皮肉だよね。現実はつまらなくて、リアルなんてってばかにしていた人が。
最後の怒涛の追い込みは、ほんとに鳥肌が立つ。

気付けば舞台上は工事現場の地下空間。
シンとした空気のなかに降りてくる木の看板。
今までの話は全部ジレッタ?どこまで現実でどこから幻想?
夢オチにも似た空気感をまとって終わる。


最後の挨拶は音楽に乗せて!(M23)
順番にでてくる紹介の仕方がかわいい。
ここでもリズムにのらない竹中社長、作り込まれてるなあ!
門前が横山さんに戻る。ちょっと照れた表情。
私もともとカーテンコールの役者さんが素の表情になる瞬間が好きで、一番ここが泣きそうになる。
左右にはけるとき、最後に横山さんだけひとりのこってお辞儀をするの、
ああ、座長ってこういうことか。
応援しててよかった、たまんなく好きだな。ってなる。
拍手の音でもう一度出てきてくれて最後は幕が閉まるまで手を振ってくれる。
横山さんは立ったままだけど、しょこたんとはまけんがかがみながら手振ってくれるのかわいかったなあ。
横山さん、初日は「がんばります」って言ってたのかわいかった!
和気あいあいとしてて、ほんとにいい現場なんだろうなあ。



とりあえず、レポ終了!
また追記するかも!